相続税率も変わります!
平成27年(2015年)1月以降、相続税の基礎控除が6割に縮小されるだけでなく、最高税率も55%に引き上げられるなど税率も変更されます。
相続税は、課税対象財産が大きくなるほど税率が高くなる、累進課税方式を採用していますので、このたびの改正で相続する財産が多い富裕層に対する税負担がさらに大きくなります。
現行では、税率は10%から最高で50%までとなっていましたが、改正により2億円~3億円の課税価格に対する税率が40%から45%へと引き上げられます。また6億円超の課税価格に対する税率は50%から55%へと引き上げられます。
●相続税の対象となる財産の額が
1,000万円(課税価格)以下の場合、税率は10%のまま
●2億円以上~3億円以下の場合、
税率は40%→45%にアップ
●3億円以上~6億円以下の場合,
控除額は4,700万円 ⇒ 4,200万円にダウン
●6億円超の場合、
税率は50% ⇒ 55%にアップ
いざ相続が発生して慌てないように、事前に相続税試算などで行い、対策を考えていたほうがよさそうです。
2014年10月27日 6:25 PM|相続税