出身地は、広島市から東へ車で約1時間半の所にある竹原市です。
竹原には海も山もあり、自然に囲まれて育ちました。

小学校低学年からそろばんを習っていたからか、数字には強い方だと思います。
小中高ともに理数系科目は得意でしたので、自分の得意分野を生かすため、大学は理学部へ進学しました。
大学院生の時に、何を思ったか無謀にも進路変更を決断。
最短で税理士になる道を模索し、広島経済大学大学院へ税法3科目の免除を受けるため進学し、同時並行で簿記論と財務諸表論の勉強をした結果、約2年半で税理士試験に合格することが出来ました。

その後、実務を学ぶため会計事務所で約8年間の補助税理士を経験。
大学院2つも通った親不孝者なので、初めて就職したのが、この会計事務所でした。
入社当時、それまで相続税の知識0でしたので、当たり前ですが相続業務を任されるはずもなく・・・・・。
「これでは名ばかりの税理士になってしまう。きちんと実力の伴った税理士にならねば！」と一念発起し、相続税法を一から頭に入れるため、仕事帰りに専門学校へ足繁く通い続けます。

一通りの知識を身につけた後は、専門書を読み漁ってさらに知識に磨きをかける日々。
「あとは実務経験だ！」と考えているところへ、すぐにそのチャンスがやってきました。
お客様に相続が発生し、所長から「お前やってみるか？」の一声。
即座に「やらせて下さい。」と答え、初めて相続税の申告を担当することに。
知識はありましたが、経験はないわけで簡単には進みません。
「申告に必要な書類が何なのか？」ということすら知らないわけですから・・・・・。

その日から始まった人生初めての相続税の申告。
事務所の諸先輩方に教えを請いつつ、すごく回り道をしながら申告書をなんとか完成させました。
お客様にもご迷惑をおかけしたと思います。

あれから何年もが経ち、何件もの相続税の相談・申告に対応してまいりました。
今は、さすがに私も経験を積んだので、お客様や周囲にご迷惑をかける事はありません。
ですが、原点はやはりあの時の申告業務。
当時は何も分からず、がむしゃらにやったというのが本音です。

「税理士という職業は、知識だけでは不十分。」
「机上で勉強＋実務での経験、この2つがお客様に安心感を与える最も大切な要素である。」
今となっては、非常にいい思い出です。

あの時手にした自信を糧に、安心・丁寧な相続税申告サポートを心がけております。
どんなに忙しくても、困っているお客様のために。