延滞税

　延滞税とは、法定納期限までに完納しない税額に対して課される遅延損害金に相当する税のことです。延滞税は、本税にのみ課税され、附帯税及び過怠税には課されません。
　
　延滞税とは別に加算税と呼ばれる遅延損害金に相当する税金もあります。加算税には、過少申告加算税、無申告加算税、不納付加算税、重加算税などがあります。

計算

　延滞税は、法定納期限の翌日から納税する日までの日数に応して、初めの２月間は年7.3％の割合，それ以降は年14.6％の割合で計算されます。

　　本税（１万円未満切捨）× 税率 × 期間 ＝ 延滞税の金額（100円未満切捨）

納期限

延滞税の計算期間の開始日は、次に示される日の翌日からとなっています。

1. 期限内申告書、修正申告書（遺贈により取得したものとみなされた場合）の提出による相続税額：法定枋期限（申告書の提出期限）


2. 期限後申告書、修正申告書の提出による相続税額：申告書を提出した日


3. 更正・決定による相続税額：更正・決定の通知書か発せられた日の翌日から１月の経過日


4. 過少申告加算税、無申告加算税、重加算税：通知書が発せられた日の翌日から1月の経過日